メインの内容:
数学全範囲において、基礎が入っているのが前提で、
「概念」毎によく出題される形式にどう解いていくかを講義する。
詳しくは、授業の構成を見るとイメージがつく。
効果的な対象者:
難関国公立・早稲田・慶應以上を目指す高校3年生。
ただし、この授業を解きこなせる子は、
「自分で問題集をこなせる」だろう。
その意味では効果的な対象者は特にない。
時間的に余裕がある、数学の演習量を確保したい高校生には有用。
繰り返しだが、「自分で問題集使えばわざわざ授業受けなくても君ならわかるでしょ?」というレベル。
東大・京大・東京工業・一橋・旧帝大でこのレベルでは不安。
俺だったらこう使う:
○基礎概念をしっかりと理解した(=公式を理解できている人≒公式の証明がざっくりと出来る子)に対して、なるべく学校準拠の問題集を自分でやらせる。
その際に、「あーどうしてもベクトルが苦手だな」「自分で解くのが困難だ」と判断される領域を克服させるため、
集中的に第20-23講を受けさせるなど、
いわば予備校の「季節講習会」として使う。
浪人生で旧課程の学習をしており、一橋大学を志望するので「整数問題」が外せない!
みたいな子に、第38-39講を受けさせるなど。
使い方は多様。
チャート式や、フォーカスゴールドなどいわゆる網羅系の問題集をこなしたというレベルの子が受ければ意味がある授業。
そうでなければ、ハイレベルやスタンダードを使うべき。
推奨受講期間:
受けるのであれば必要な所を必要なペースで。
構成:
第1講 2次方程式の解の配置 60分 –
第2講 絶対値付き2次方程式の解の個数 67分 –
第3講 加法定理について・・・ 66分 –
第4講 三角関数の合成(応用編) 53分 –
第5講 cos 2/5πの求め方 63分 –
第6講 桁数などの計算 63分 –
第7講 3次の極値などについて 54分 –
第8講 接線の本数と実数解の個数 55分 –
第9講 置き換えて3次、解の個数など 74分 –
第10講 面積の公式 54分 –
第11講 絶対値付き積分 57分 –
第12講 試行錯誤の数列 63分 –
第13講 応用漸化式 67分 –
第14講 漸化式の応用 62分 –
第15講 漸化式と一般項の予想 56分 –
第16講 数列の和と一般項 63分 –
第17講 和について 58分 –
第18講 確率と数列 56分 –
第19講 数学的帰納法 58分 –
第20講 ベクトルでの計算 60分 –
第21講 球の取り扱い 68分 –
第22講 三角形の五心とベクトル 57分 –
第23講 ベクトルの利用法 47分 –
第24講 空間での垂線の足 57分 –
第25講 円と放物線の関係 67分 –
第26講 f(x,y)+k×g(x,y)=0について 68分 –
第27講 軌跡領域の求め方 68分 –
第28講 正領域,負領域 62分 –
第29講 リンゴを分ける方法 61分 –
第30講 期待値について 62分 –
第31講 四面体について 63分 –
第32講 式の値と実数解条件 66分 –
第33講 相加平均と相乗平均 52分 –
第34講 対称式について 56分 –
第35講 方程式と共役解 53分 –
第36講 1のn乗根 72分 –
第37講 3次方程式の解の公式について 53分 –
第38講 整数問題 PartⅠ 65分 –
第39講 整数問題 PartⅡ 50分 –
第40講 複数の変数の取り扱い 77分 –
第41講 なす角の攻め方 52分 –
第42講 偶関数、奇関数、対称移動 59分 –
第43講 必要条件からヒントを得る 56分 –
第44講 二項係数 60分 –
第45講 コーシー・シュワルツの不等式 59分 –
第46講 対称性 63分 –
第47講 xの整式を求める 78分 –
第48講 身の回りの数学 65分
「はじめに」:
自己紹介(見ても見なくても・・・)
「予習復習」:
かける時間は人それぞれ。
分かるまで何度も繰り返し復習する。分かるまでやれ!
そうは言っても、入試は1問25分程度で解くのを求められているので、
25分程度で時間を区切ってみろ。
んーでもやっぱりできる人は時間なんて気にせず分かるまで!!!
という話し。
※「トップレベル」を冠する授業なのでこのスタイル(=わかるまで考える)でもいいだろうが、
スタンダードレベルを学習する人が、わかるまで考えるのはナンセンス。
しっかり時間で区切れ。
総評:
いきなり授業を始める講や、無駄に雑談が長いような講もあり、
自身のことを「おじさん」と称するキャラクターも相まって、
意外に好感が持てる。
結構好きです。
一人芝居とかも多いし。
ただ、予備校の先生にありがちなのは、
「高校生は予備校だけで生きているわけではない」という事実を忘れることね。
まぁ予備校自体が浪人生を対象にしたビジネスモデルを未だにやっているのには驚愕ですが・・・。
現役生には高校の授業もちゃんとあるんです。
トップレベルの高校はこの授業と同じようなトップレベルの講義をしっかりやっているわけでして、その意味では、はじめにや予習復習で先生が言っているような、
「全部重要だからしっかりやれ」
という言葉は、ちょっとナンセンス。
全部重要だ。
そして君たちも高校の勉強をしっかりやっているからこそ今、
「トップレベル」を冠する授業を受けられている。
だとすれば、学校の授業を受けても尚わらないところをおぎなう意味でこの講義を受けて欲しい。
全部受けるな!つまみ食いして使え!
くらいのスタンスでいてくれれば素敵なのにな。
この授業を自分がどうやって活用すべきかが不安な人、ご相談ください!
記事提供:スタディサプリ研究所
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